簡単 各信号旗の解説
ヨットレースでは、選手に連絡する手段として信号旗が使われます。その意味を簡単にご説明します
(こちらで説明しているのは、国体での信号旗の意味です。ヨットレースでは帆走指示書により、信号旗の意味を変えることもあります)
D旗
レースが行われる際、この旗が上がるまでは選手は海上に出てはいけません。
そのため、この旗を合図に出艇します。
また、この旗が揚がって30分以降に予告信号が発せられます(つまり、この旗が揚がってから30分以内は予告信号は発せられない、ということ)
オレンジ旗
その海面の最初のスタートの予告信号前に、オレンジ旗を揚げて、そろそろレースを始めると伝えます。
この旗が揚がって、5分後以降に予告信号が発せられます
予告信号(例は470旗)
クラス旗が用いられ、該当するクラスのスタート5分前を知らせます。
ゼネリコ(ゼネラルリコール) 旗は第1代表旗
多くの船がリコールして判別不能になった場合などに発せられ、スタートやり直しになります。
この旗が降りると、1分後にやり直しのスタートの予告信号が発せられます。
U旗
スタート1分前以降スタートまでに、スタートラインを切ってしまうと失格になります。
ゼネリコを繰り返すと、レースの進行が遅くなるので、この旗を上げることがあります。
早すぎるスタートをすると失格になってしまうので、選手は慎重に成らざるを得ず、リコールが減るわけです。
I旗
この旗が揚がると、スタート1分前以降スタートまでに、スタートラインを切ってしまうと、スタートラインに戻るには、
スタートライン両端のマークまたは本部船を回らないといけません。
真ん中あたりで早すぎるスタートをしてしまうと、戻るのに両サイドどちらかまで、余分に走らないといけなくなり大変なので、スタートを慎重にする必要が出てきます。
黒色旗
早すぎるスタートをすると失格になります。
U旗との違いは、ゼネリコになった場合でも、黒色旗の場合はリコール艇は失格となり、再スタートするレースには出られません。
AP旗(回答旗)
風が無いなどの場合、スタートを延期するとき掲揚されます。この旗が降りると1分後に予告信号が発せられます
N旗
レースが中止されたとき、掲揚されます
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